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いますぐおしごと改革

不均衡な状態を作らないために

2017-10-06

介護現場は概ね人手不足です。そのため、勤務時間内は高齢者のケアにかかりきりになってしまい、介護計画書の作成や機能訓練計画の評価といった仕事はどうしても勤務時間外に持ち越しになりがちです。また、正職員や有資格者、管理者といった特定の人材に業務が偏在してしまい、忙しい上に更に業務が重なりどうしても残業をしないと仕事が前に向いて進まないという状況になっているかもしれません。しかしそれでは特定の職員にだけ負担が偏り、遅かれ早かれそのような不均衡な状態は破綻します。

そんな状況にならないための改善方法を考えてみましょう。

まず業務の整理を行い、特定の職員に負担が偏らないように所属する職員全体で分担することです。管理者でなければできないことという業務がありますが、介護計画の作成、評価などは他の職員でもできます。そういう仕事を振り分けることでまず偏りを是正しましょう。それでも全体を考えれば残業は完全になくならないかもしれませんが、少なくとも特定の職員だけが過剰に仕事を抱えているという状況は改善できます。すなわち特定の職員が毎日3~4時間くらい残業しないと終わらなかった業務を、全員が関わることで30分から1時間程度で済ましてしまおうというわけです。

まずは業務内容を見直し、管理者や有資格者でなければできない業務以外は全て振り分けてしまいましょう。この改善方法は特定の職員の負担軽減と、他の職員が振られた業務に対し責任を持つことになるので職場の意識も変わってきます。もう一度今の業務を見直し、職場全体で対応できる仕組みを作りましょう。疲れているといいケアはできません。いいケアのために、残業時間を減らす方法を探してみてください。

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